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平場の月

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映画「平場の月」鑑賞。

病院の売店で、偶然出会った中学時代の初恋の相手・須藤(井川遥)と青砥(堺雅人)。
あの頃、何者にもなりきれてなかった二人が、
お互い50代になり、それぞれの人生を互助会的に語り合おうと、定期的に会うようになる。
派手な演出はなく、二人の日常が淡々と流れていくが、
静けさの中にある心の痛みや、強さの裏に隠された優しさが丁寧に綴られ、
二人の交わす言葉や一瞬一瞬の表情が心の奥まで染み込んできて
痛いほど胸に響く作品だった。

青砥を演じた堺雅人さん目当てに行ったのだけど、
相手役の須藤を演じた井川遥さんの演技にやられてしまった。
芯の強さがあり、人に素直に甘えることができない「心の傷」を持つ女性。
愛しているのに、弱っているのに、もっともっと青砥に寄りかかってもいいのに・・
と何度思ったことか・・。

映画のラストに流れた星野源さんが歌う「いきどまり」。
物語の余韻を静かに掬い上げていてツーっと涙が溢れてしまった。
たまにはこういうしっとりとした映画もいいな。
☆4つ

追伸:映画鑑賞後、原作本購入し(配役を浮かべながら読んだので)一気に読了。
   原作の良さを消すことなく、重要なセリフもそのままに映画が作られていたのを知り
   さらに感動・・。
   焼き鳥屋のおやじさん(塩見三省さん)は原作にはなし。
   映画独自の世界観に軍配を上げたい♡   

※本日2回目の投稿。


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by kaho0212 | 2025-12-07 10:31 | ひとりごと